高安研究室は情報理工学院 情報工学系の研究室です(2023年4月1日~)。 受験希望者は情報工学系のWebサイトもあわせてご確認ください。

はじめに

求める学生像

check 果敢に新しい分野を切り開く研究にチャレンジできる人

経済・社会物理学の最先端で,ビッグデータを解析しモデルを構築したい

check 物理学・統計科学・情報学の知識を土台に,人間や社会の現象からデータドリブンなモデルを構築し,シミュレーションによりシステムを理解したい人

科学的な視点から,人間(ミクロ)と社会(マクロ)の関係性を研究したい

社会の現象を理論物理学の視点で理解したい

コンピュータシミュレーションで社会の現象を理解したい

研究概要

高安研の特徴

高安研究室では情報量が爆発的に増加した21世紀において,社会現象の解析を行なっています。 研究の手法としては以下のような分類になっています。

checkデータ解析

大規模データを用いて,経験則を確立する

理論やモデルから得られる現象を実データで検証する

check理論・モデル化

観測された統計的性質を満たすモデルを構築する

モデルを数理的に解析し,包括的な理論に発展させる

check 制御・評価

構築したモデルを元に,システムの予測や制御の手法を確立する

現在の研究対象

check金融データ

為替市場EBS全通貨板情報のデータを解析し,市場の安定性および介入シミュレーションなどについてディーラモデル(エージェントモデル)・板モデル・時系列モデルの視点から研究します

check企業データ

日本企業約100万社の財務データ・取引ネットワーク情報から,サプライチェーンのリスクや災害時の被害などの推定を行う研究をします

check小売データ

コンビニなどの120万種の商品のPOSデータを解析し,小売の需要予測や販売戦略の研究をします

checkWeb上の口コミ情報

ブログ・Twitterの口コミデータから,イベントの効果や,ブーム形成の予測および誤情報の拡散の検出を行う研究をします

checkGPSデータ

国内の100万人の人流データを解析し、人の移動をモデル化します

check腸内細菌叢

腸内細菌の実験データの解析およびその生態モデルを構築します(理化学研究所との共同研究)

研究室について

入学希望者へ

大学院から当研究室に配属を希望される方は、下記の3コースから入学できます。 (令和5年度以降は情報工学系から受験してください。)

  • 情報工学系 知能情報コース(主担当)
  • 情報工学系 情報工学コース(副担当)
  • 数理・計算科学系 知能情報コース(副担当)令和5年度まで


学部4年から配属を希望される方は、下記の系から進学できます。

  • 情報工学系

現在および過去の所属者の出身

  • 東工大(情報理工学院・理学院・工学院など)
  • 東大(理学・教養・経済など)
  • 京都大(物理・数学など)
  • 阪大(物理・情報など)
  • 名古屋大(物理・情報など)
  • 九大(物理・情報など)
  • 北大(物理・情報など)
  • 早稲田大(物理・政経・応用数理など)
  • その他、一橋大・東北大・慶應大など

卒業生の進路

早稲田大学(助教),一橋大学(講師),日本大学(助手),日本銀行金融研究所,日本IBM,UBS証券,JPモルガン証券, みずほ銀行,三菱東京UFJ銀行,みずほ信託,中央三井信託,三菱総研,野村総研,日本生命保険,日本興亜損保, インテージ,アクセス,オークマ,ホットリンク,日本銀行,新日鉄住金ソリューションズ,三井住友海上アセットマネジメント

興味を持った人は

研究室の見学などを希望される方は高安(takayasu_at_dis.titech.ac.jp)までご連絡ください。
毎年、すずかけ台キャンパスで開催される専攻説明会の際に、研究室を公開しています。
原則、この機会に研究室を訪問してください 予定が合わない方は個別にも対応しています。